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この機会に確認しよう!トランペットのメンテナンスについて

2020/05/31

みなさんこんにちは!

当店がある愛知県の豊橋市では、学校の通常再開に向けて準備が進んでいます。

学生の方でも一般の方でも「演奏活動がまずできるのか?」などの心配もありますが、

今のご自身の楽器の状態も少し気になるところです。

楽器店での定期的な点検も必要ですが、ここでは練習再開前にご自身で確認できるポイントをご案内します!

気になることがあればお気軽にご相談ください。

 

今回はトランペット編!

 

①まず管体の状態を確認しよう!

特に数カ月使用していない楽器はオイルやグリスが少なくなっていることがあるので注油をしましょう!またマウスパイプの中やピストン本体の穴の中に汚れがあったり、「最後いつ掃除したっけ?」なんて方はロッド等で掃除してから注油しましょう!

 

②ピストン周りの確認

a.笠ネジ・底ネジは回りますか?

→回らないと正しいお手入れができません。

b.ピストンの中や外に付いているフェルトやゴムが薄くなっていたり、極端に汚れていませんか?

→特に薄くなっている場合はピストンが正しい位置で止まらずに穴位置がズレて、吹奏感や音程に悪影響を与える可能性があります。

c.ピストンは止まらずに動きますか?

→演奏中に止まったら大変....!

 

③抜差管やトリガー周りの確認

a.抜差管(主・第2)は固まっていませんか?

→ここは演奏中に動いてはいけない場所なので、グリスを塗った状態で固めに動くのが正常です。

b.トリガー(第1・第2)はスムーズに動きますか?

→こちらは演奏中に動かすので、スコスコと動くのが○!

 

④ウォーターキィ(つば抜き)の確認

・穴をふさいでいるコルクやゴムが欠けていたり、穴の跡が極端に深くなっていませんか?

→特に演奏中に水がポタポタ落ちてくる人は要確認!穴の塞がりが悪くなっていることがあります。

 

⑤凹みの確認

・管の全体を見て凹みが無いか確認しましょう。

→小さな凹みでも、場所により吹奏感や音程に影響を与える可能性があります。

 

⑥マウスピースの確認

・穴やカップの中に汚れが溜まっていたり、凹み、大きな傷はありませんか?

→マウスピースは音を出すのに非常に重要な箇所です!汚れていたらマウスピースブラシを通してみましょう!

 

 

いかがでしたか?

「これってアウト?」などお客様では判断が難しいことも多くありますので、わからないことがあればお気軽にご相談ください!

お客様とお話をしながら修理を進めさせて頂きます!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

(柳澤)