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なぜ楽器は本番前に壊れるのか

2019/03/30

もうすぐ4月。これから演奏会などのイベントも多くなるし、なにより夏にはコンクールが待っている。吹奏楽をやっている皆さんにとって、今は特に気合の入る時期かなと思います。

私たちは、そんな皆さんの楽器のメンテナンスや調整を日々行っている訳なんですが、その中で、密かに思っていることがあります。それは、

本番直前に楽器の調子悪くなる人めちゃ多い!

ということ。
中でも学生さんで、本番数日前とかに急に音が出なくなったり、音に混じるノイズが気になったりで修理の相談を受けることがとても多いのです。(統計を取った訳ではなく、あくまで体感的にですが…)

今回は、なぜ本番前に限って楽器が故障してしまうのか、その理由に考えてみたいと思います。理由を分かってもらい、気を付けてもらうことで、楽器の故障を未然に防いでもらえたらとても嬉しいです。ではまず1つ目!

1.本番前の緊張

本番前、特にコンクールなどの一大イベントの前は、練習もピリピリしていて、気持ちも張り詰める独特の緊張がしばらく続きますよね。緊張していると、普段自然にできているはずの練習後のお手入れの仕方が、何故か分からなくなってしまう方がいるみたいなんです。そんなバカなと思うかもしれませんが、例えばスワブを普段と逆方向に通そうとしてしまって詰まらせてしまうなんてことはよくありますし、楽器の持ち方も普段意識していない分、緊張で変なところを持ってしまい、キィが曲がったり、楽器を落としてしまうなんとこともあります。そうならないよう、普段から意識して正しい楽器の持ち方やお手入れ方法をおさらいしておきましょう。

2.普段やらないお手入れをしてしまう

演奏会やコンクールは、お客さんや審査員など誰かに見られるものなので、普段気にしない楽器の汚れや見た目が急に気になったりしますよね。綺麗な状態の楽器でステージに上がりたい気持ちは皆さん一緒だと思いますが、本番の直前に普段やらない場所のお手入れをすることはあまりお勧めできません。表面を念入りに磨くくらいならよっぽど大丈夫ですが、楽器の内側や隙間のお掃除は、予期せぬ不具合の原因になるので控えたほうがいいでしょう。どうしても気になる場合は、早めにリペアマンにお願いすれば、綺麗にしてくれますよ。

3.自分の音に過敏になってしまう

緊張からくるものが多いと思いますが、普段気にならなかった音に含まれる微かなノイズ(息の音や、リードの音、音と音の間に出る雑音など)が急に気になりだすことがあります。しかしそれらのノイズは、実は前々からずっと鳴っていたと思われるものがほとんどで、音量も聴いている人からはほとんど聴こえない程度のものがほとんどです。自分の音に集中するあまり、楽器の音色の一部でもある微かな音も、雑音に聴こえてしまうようです。自分自身がどう聴こえるも大切ですが、こういった問題は、リラックスして遠く音を届けるイメージを持つことで、近くで鳴っている微かなノイズが気にならなくなることが多いようです。
確かにノイズの中には、演奏に影響してしまうようなものもあります。調整である程度低減できるものもあるので、気になったときは楽器屋さんに相談してみましょう。
 

いかがでしたでしょうか。本番中の楽器の故障はできれば一生避けて通りたいものですよね。万一の時は、オリエント楽器の管楽器リペアチームが本番ギリギリまで皆さんをサポートしますので、どうぞお気軽に修理サービスをご利用ください。ちなみに、2019年4月1日から始まる音楽生活応援フェアのチラシに管楽器修理代10%OFFチケットが付いています。店頭他でお配りしていますので、こちらもあわせて是非ご利用くださいね。